【8月26日】今日は何の日?【人権宣言記念日】

記念日のあれこれ
人間と市民の権利の宣言(Wiki)
嵐ねずみ
嵐ねずみ

こんにちは、フランスパンが大好きな嵐ねずみです。

今日は8月26日、人権宣言記念日らしいです。
僕はマンションに住んでいるんですが、いつも使うエレベーターには毎日『〇〇の日』というように、今日が何かしらの記念日だということを教えてくれます。
そして今日エレベーターから教えられたのが『人権宣言記念日』だったというわけです。
この〇〇の日を毎日記事にしていったら面白いなーと思いいまに至りました。
どこまで続けられるかは分かりませんが毎日何かの記念日をエレベーターに教えてもらい、記事にして行けたらなと思います。

人権宣言記念日とは

1789年8月26日、フランスの憲法制定国民議会により、『人間と市民の権利の宣言』通称『人権宣言』が採択されました。

世界人権宣言など他の人権宣言と区別するため、フランス人権宣言と呼ばれます。

この人権宣言ですが、人権があったのは『市民権を持つ白人男性』のみでした。
女性や奴隷、有色人種に人権はなく、人間としてみなしていなかったということです。

市民権を手に入れるためには税を納める必要があり、例え白人男性でも納税をしなければ市民権はありません

当時のフランスは第一身分(聖職者)第二身分(貴族)第三身分(平民)と3つの身分に分けられており、第一、第二身分は納税を免除される特権階級でした。

憲法制定国民議会ができるまでが面白い

フランス人権宣言は憲法制定国民議会が採択しましたが、憲法制定国民議会とは第三身分(平民)で組織された議会です。

それまでの議会は『三部会』というもので、第一身分(聖職者)300人、第二身分(貴族)300人、第三身分(平民)600人で行われる議会でした。

当時のフランスは莫大な財政赤字を抱えており、平民への納税額を増大しようと考えましたが、すでに限界まで増大していました。
そこで納税免除の聖職者・貴族の特権廃止を図りましたが、聖職者と貴族からの猛反発を受け頓挫します。

その後、三部会が開かれますが聖職者・貴族と平民とで議決方法の意見が分かれます

聖職者・貴族側は身分ごとの議決方法。(第一・二身分で2票と第三身分1票で2対1になるため)
平民は全議員一人が1票を持つ議決方法。(第三身分621名が、第一身分308名・第二身分285名で一応、平民側が少し多い)

議決方法をめぐる議論は40日間も続きましたが、一向に決まる気配がないため第三身分は三部会ではなく、自分たちだけの議会である『国民議会』を発足させました。
しかし、当時は国王に主権があったため正式な議会として国王の承認が必要でした。

球戯場の誓い

国王の承認を得るため、第三身分の議員たちはヴェルサイユ宮殿の室内球戯場に集まり、承認をされるまで解散しないという誓いを立てました。

なかには第一身分、第二身分の議員もいたとされます。

国王はやむを得ず承認し、国民議会は『憲法制定国民議会』に改称します。
国王の判断に特権階級の貴族や王族は反発、軍隊をヴェルサイユに集結させます。
軍隊を利用し第三身分に圧力をかけるのが狙いでした。

これに起こった民衆はバスティーユ牢獄を襲撃、フランス各地で平民による暴動が起こりました。

この動きを受け憲法制定国民議会は特権を廃止人権宣言を採択しました。

嵐ねずみ
嵐ねずみ

フランス革命が起きるまでにたくさんの出来事があったんですね!

タイトルとURLをコピーしました