【文豪のすごい言葉づかい辞典】が面白い!感想・評価レビュー

レビュー
嵐ねずみ
嵐ねずみ

こんにちは、瀟々と雨が降る日は家で籠城する嵐ねずみです。

瀟々(ショウショウ)とは『激しく雨が降っている様子』のことを言い、
籠城(ロウジョウ)とは『ひきこもる』ことを言うそうです。

ここぞとばかりに『文豪のすごい言葉づかい辞典』を読んで最近知った言葉を使っていきました。

文豪とは云わば言葉のプロ、何気ない会話も文豪の手にかかれば絶妙な言い回しになります。
この本は普段使わないような言葉や表現について、例文や漢字の成り立ちまで詳しく説明しています。
今回は『文豪のすごい言葉づかい辞典』を実際に読んでみての感想などを紹介しようと思います。

『文豪のすごい言葉づかい辞典』って?

文豪の文章を読んでいて感じるのは、ありふれた言葉を何気なく使っているように見えても、じつはその言葉の持つ深い意味を知って使っていることである。
本来の意味を知って言葉を使うのと、知らず知らずに使うのとでは、言葉の強さにも差が出ることは明らかであろう。

文豪のすごい言葉づかい辞典

語彙とはデジタルカメラの画素数と同じようなものである。
画素数の少ないデジカメの画像は、ピンボケのようで、何が写っているのかはっきりしない。これは、語彙数が少ない人の話を聞いたり読んだりしている時に感じることである。

文豪のすごい言葉づかい辞典

これらは本冒頭の”はじめに”から、著者である山口謠司さんの言葉を一部抜粋した部分です。

僕はこの本を読み始め、一番初めに読んだ上の冒頭部分に軽い衝撃を覚えました。
語彙をデジタルカメラの画素数と表現し、画素数が少ない人の話は要領を得ないと言いまわした著者に、この人もまた言葉のプロであり、日本語のプロなんだなと感じました。
著者は大東文化大学の准教授であり、10年におよび各国に所蔵される日本古典の調査を行ってきたらしく納得です。

そんな著者が文豪の語彙を解説し、プロの言葉づかいを実際に使ってみてはどうだろうという提案から生まれたのがこの本です。

本の内容は?

第一章:敬意・感謝を伝える言葉づかい
第二章:依頼・辞退の言葉づかい
第三章:謝罪・言い訳の言葉づかい
第四章:怒る・絶望を表す言葉づかい
第五章:近況・心境を伝える言葉づかい
第六章:情景・状態を表す言葉づかい
別章:明治・大正・昭和の文豪列伝
別章:文豪相関図

第一章~第六章は状況に応じた文豪特有の言葉づかい、言い回しの解説があります。
別章は文豪の生き様を詳しく解説されており、僕自身文豪といえば夏目漱石や太宰治、芥川龍之介に宮沢賢治くらしか知りませんでしたが、この解説で多くの文豪を知りました。
代表作や得意な表現、はたまた自殺方法など本当に詳細にまとめられています。

第一章で紹介されている言葉に、司馬遼太郎の『燃えよ剣』より、”爪牙となる”といった言葉があります。
意味は、忠実な臣下や攻撃のための武器
これを例文を使い、本来の言い方から文豪の言い回しに変換すると、

普通ねずみ<br><span class="bold"><span class="fz-28px">↓</span></span>
普通ねずみ

頑張って働かせていただきます!!

文豪ねずみ
文豪ねずみ

爪牙となって働く所存です!!

こういった例文に言葉の成り立ちや、出典の作品など詳細がぎゅっとまとめて解説されています。
読んでて飽きず面白く、関心しながらページをめくれる良書です。

口コミ、評判は?

文豪のすごい言葉づかい辞典』の口コミをまとめたので紹介します。

読書メーターレビュー
嵐ねずみ
嵐ねずみ

確かにイラストは好みがわかれると思います。

読書メーターレビュー
嵐ねずみ
嵐ねずみ

イラストは何人かの絵師がそれぞれ描いており人物毎に作画が変わります

全体的にイラストに対しての評価が多かったです。
確かに、表紙からも分かる通り、見た目のインパクトは大きいです。登場する文豪が基本的に美男美女ですので、こういったのが苦手な方はいるかもしれません。
また、辞典と言うほど言葉は紹介されておらず、全61の言葉が紹介されています。
これに関しては、言葉の解説が事細かに書かれており、著者の”本来の意味を知って使うのと、知らずに使うのとでは、言葉の強さにも差が出る”という考えから、解説多めで、紹介する言葉が少なめになってしまうのは、仕方がないのかなと思います。

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嵐ねずみ
嵐ねずみ

文豪のすごい言葉づかい辞典 』は一読の価値あり!
みなさんも是非、文豪の言葉づかいを堪能してみてください。

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