嵐ねずみ
こんにちは、箱根に旅行に行きたい嵐ねずみです。
今日は2月25日、箱根用水完成の日らしいです。
僕はマンションに住んでいるんですが、いつも使うエレベーターには毎日『〇〇の日』というように、今日が何かしらの記念日だということを教えてくれます。
そして今日エレベーターから教えられたのが『箱根用水完成の日』だったというわけです。
この〇〇の日を毎日記事にしていったら面白いなーと思いいまに至りました。
どこまで続けられるかは分かりませんが毎日何かの記念日をエレベーターに教えてもらい、記事にして行けたらなと思います。
箱根用水完成の日とは
1670年2月25日、芦ノ湖を水源として、駿河国駿東郡深良村(現:静岡県裾野市)までの全長1,280mの用水路が完成しました。
深良(ふから)用水とも呼ばれています。
この用水は神奈川県と静岡県をまたぐ湖尻峠にトンネルを掘り、5年の月日をかけて完成させました。
工事には作業人のべ83万人、費用約7,300両(現:50億~60億相当)というかなり大規模なものでした。
用水計画の目的は、水不足の深良村に水田を増やし、年貢の石高増加が目的でした。
トンネルは芦ノ湖側と深良村側の両方から手作業で掘り進められ、上流の芦ノ湖側は高めに掘りました。
これは、下流の深良村側に水を流すため、わざと高低差をつけています。
トンネル内には作業中の酸欠防止のため、空気穴が設けてあったりと、土木工事や測量技術の高さがうかがえます。
また、幕府に事業許可を得て民間で完成させた、当時では日本一の大工事でした。
箱根用水は『世界かんがい施設遺産』や『疎水百選』に選ばれており、歴史的・技術的・社会的価値が評価されています。